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水曜日, 11月 14, 2007

ネウヨくんというか馬鹿陽区くんの面白い妄想世界観。

gegengaさんとこのは???というエントリーで、「東京・世田谷区の住民票訴訟:事実婚夫婦、逆転敗訴 非嫡出子拒否は「個人的な信条」」というニュース報道を取り上げたのだが、

これに対しての馬鹿陽区くんのコメント。

15. Posted by 馬鹿陽区 2007年11月12日 09:25

当たり前の判決だ。
自由と平等を謳うフランス人でさへこの判決を正当と思うだろう。
自由とは責任を持って是とされるべきであり、親のせいで不利益を被る子がいても、それは親がその自由を選んだから仕方ないよと言う意味だ。
責任を持てないくせに子を産んだりするからこういう結果になる。
法は一人の気狂いによってねじ曲げられるものでないし、自分達の非を認めるよう成長してほしいものだ。
と、いうより次女よ。恨むのは国ではなく、両親とりわけ母親ですよ。


という、非常に気色の悪い「お国の言うことに文句を言わずに両親を恨め」という封建主義満開のコメントなんであるが、

何ゆえにフランスを引き合いに出したのだろうか。

フランス語の堪能な村野瀬玲奈お譲さまがこのコメントを受けて、

21. Posted by 村野瀬玲奈 2007年11月13日 22:22

15番さま 2007年11月12日 09:25の発言

>自由と平等を謳うフランス人でさへこの判決を正当と思うだろう。

フランスでは、カップルの姓を男性の姓に統一してもいいし、女性の性に統一してもいいし、順番を問わない二人の姓の結合姓(たとえば鈴木さんと本田さんの結婚だったら新しい姓を「鈴木本田」にしてもいいし「本田鈴木」にしてもいいということ)にしてもいいし、子どもの姓も、2005年1月1日以降に誕生する子どもは、父親の姓または母親の姓のどちらか一方、または両方(両親の姓から一つずつ、合計2つ)を受け継ぐことができるが、最初の子どもに与えられた姓は、共通の両親から生まれるすべての子どもに適用される、となっていることを知って書き込んでるのかなー??


姓の問題から切り込んでおられたが、俺も思い出したことが一個あるので突っ込み。

フランスって婚外子の出産を奨励することで少子化対策してなかったっけ?

http://www5.hokkaido-np.co.jp/motto/20060812/

フランスでは、二○○四年に誕生した子供の46・4%が、結婚していないカップルから生まれた婚外子だった。これはスウェーデンなど北欧諸国に匹敵する比率だが、フランスの場合、八○年代半ばには20%台だったから、この二十年間で倍増したことになる。

 来年の大統領選で、社会党の最有力候補と言われる女性のロワイヤル氏は、同党トップのオランド第一書記との間に四人の子供をもうけたが、結婚はしていない。これは特異な例ではなく、フランスではごくありふれた話である。

 この底流には、既成の価値観を覆した一九六八年の五月革命以降の社会の変化があると言われている。「男は仕事、女は家庭」という古めかしい役割分担が崩れ、結婚という形式にもとらわれなくなった。

 九九年には、結婚していなくても、共同生活をするカップルが税制、社会保障などで、結婚と同等の権利を得ることができるPACS(連帯市民契約)も導入された。

 離別後、子連れで新たなパートナーと同居するカップル、一人親の家庭など家族形態は多様化したが、基本的に子供を扶養していることを証明すれば、種々の給付を受けることができる。

 手厚い経済的支援に加え、いかなる形の家庭に暮らす子供でも、平等に社会の一員として受け入れる風土が、特に女性にとって、子供を持つことの心理的負担を軽くしているようだ。


調べたら、奨励はしていないけど婚外子は「当たり前」のレベルに達しているらしい。

こういう風土の国で婚外子であるから住民票がえられないなんていうナンセンスなお話が「正当」とされると思って得意げに語るなんて、なんつーか、救いがたい世界情勢オンチ。

それから、「親の因果が子に報い」っていう法律、何十年か前にようやく韓国(馬鹿陽区くんの大好きで引き合いに出す「南鮮」(笑))で「他の国に遅れて」廃止になって、映画の題材にもなってたはずなんだけど、馬鹿くんの頭はそれ以前の人権意識、法意識なのですね。

まあ、こんな恥ずかしい人が堂々と大威張りで発言してる国じゃあどんどん人権意識が退化していっても少子化が加速してもしかたないのか(笑


追加:こういうこというやつに限って、「戦争犯罪人の子孫」である政治家が「親の世代がやったことで他国に謝罪する必要はない」とか言っているのに1万メセタ。

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